マダニ感染症治療に期待、新型インフル薬が効果
讀賣新聞:2017年11月12日 18時47分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171112-OYT1T50035.html

 マダニを介して発症するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、愛媛大などの研究グループは、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)を患者に投与する臨床研究で一定の効果が得られたと発表した。

 来年にも、承認申請のための治験開始が検討されている。

 現在、SFTSのワクチンや有効な治療法はない。研究には34医療機関が参加。
昨年、患者10人がアビガンを5〜14日服用したところ、血小板が速やかに増えるなどして8人が回復した。
2人は死亡したが、研究グループは「すでに多臓器不全に至っていたため」と分析。
ウイルス量が高まる前の治療が重要という。

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