>>21
文系は19世紀頭までだな。最後までしつこく残ってたのは宗教学くらい。
決定的になるのはウィーン会議。反仏で固まってたから実用面では過去のものになっていたラテン語を引っ張り出してきて
使えなさを再確認した。実用面では17世紀中頃のミュンスター会議・ウェストファリア条約が末期だな。
19世紀の段では学問・芸術はまだ特恵層だけのものだから、欧州各地の宮廷王侯貴族の共通語のフランス語で行われていた。
理系のうち、自然科学は、政治的中立を旨とし、また宗教との対立から、無駄に格調高さを要していたから、割と長くラテン語が
使われていた。単語は難しくても、政治・芸術・哲学等々とはちがって表現そのものは平易だから、ラテン語での記述も容易だし。
産業革命以降に急進展した工学・医学・化学等の実学では、分野を引っ張ってる場所の言語、英語、ドイツ語等が優勢になってくる。