白石容疑者、3mのロープ10本購入 1m270円
日刊スポーツ(共同通信):2017年11月15日13時45分
https://www.nikkansports.com/general/news/201711150000451.html

 神奈川県座間市のアパートで9人の切断遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職白石隆浩容疑者(27)が、3メートルのロープを計10本購入していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、現場からはロープが2本見つかり、1本は未使用だった。
警視庁高尾署捜査本部は、10人目以降の殺害も計画していた可能性があるとみて調べる。

 白石容疑者の供述などによると、10本のロープは事件のたびに複数回購入していた。
入居前に買ったものもあるといい、当初から殺害に使用する目的だったとみられる。
値段は1メートル当たり270円だった。

 白石容疑者は大半の女性らを
「気絶させてロフトにくくりつけたロープに首をかけ、つるして殺した」と供述している。
捜査本部はロープが切れるため購入を繰り返したとみている。

 また、8月中旬にスマートフォンで自殺の名所とされる場所などを検索していたことも判明。
自殺の名所とされる同県内の川や海のほか、海に沈んだ遺体が浮かんでくる理由なども検索していた。
ツイッターなどに自殺願望をほのめかす書き込みをしている女性を誘い出すため、自殺に関する情報を入念に調べていたとみられる。

 スマホの解析では、検索履歴が残る8月中旬には「練炭」「飛び降り」など自殺に関する言葉や、「嘱託殺人」「何人殺せば死刑」など罪名や刑事罰についての言葉も閲覧していたことが分かっている。
ツイッターで「首吊り士」「死にたい」など複数のアカウントを使って女性らに接触を図ったとみられている。(共同)