>>31
パクスアメリカーナとドル基軸体制も終わりか
>アメリカ単独覇権主義という意味なら終わっている。
明確になったのはオバマのリバランスぐらいから。
あれ、アジア重視と言いながらも中近東からアメリカ大陸方面へ引いている。

*経済学者の水野和夫はこれからの時代をこう解説している。
数百年続いた世界的な経済成長の時代は、グローバル化がアフリカの果てまで到達してことで、
経済成長の源泉だった『空間の拡大』が出来なくなった。
あとは南極や海底や宇宙ぐらいしか残っていない。

そのため、世界は経済成長出来なくなって、これからは低成長時代が長らく続いていく。
(ちなみに「日本は今後低成長時代が続く」というのは複数の経済学者が言っている。)

その影響を受け、後50年ぐらいかけて世界の大陸の各国は、
次第に経済成長の道筋だった「海から(大)陸へ」シフトしていく。

アメリカは北米大陸に引いて、カナダ、メキシコなどと大陸内部で
資源エネルギーなどを流通させ経済などを回していくようになる。

中露インドイラク、中央アジア、ヨーロッパ東南アジアなどのユーラシア大陸の国々は、
同様に大陸内部で資源エネルギーを流通させ、経済を回していく。
(中国の「一帯一路」構想は、これからの世界的な長期的で大きな流れに合致していると思う。)

世界は「陸から海へシフトしていく」

アメリカも北米大陸へ引いていく。
「その時に『海の国の日本』は大陸に繋がっていないと孤立する懸念がある」と水野和夫は言っている。
(俺が「日韓の間にトンネルを掘る」提案を5chで書いているのも、
ユーラシア大陸と繋がることで将来的な日本の孤立化を防ぐため)

同じ海の国のイギリスも孤立化するかもしれない。

*水野和夫の将来的な見立てを紐解けば、
アメリカは世界的に経済成長出来なくなったので、
財政的にも世界的な覇権を維持出来なくなっている。 それでアメリカの単独覇権主義はもう終わっている。

そのため、アメリカは海から陸へシフトし出した。
オバマのリバランスもトランプのアメリカファーストも北米大陸方面へ引いていく途中のように感じる。

アメリカの単独覇権主義が終わっているので、
これからは次第に米中露インドヨーロッパなど『多極化』していくと思う。

水野和夫は数百年続いた世界的な経済成長の時代が終わったのは、
1972年のニクソン・ショックと言っているので、
ドル基軸体制の終わりというのは正しいのかもしれない。