http://www.asahi.com/articles/ASKCJ2TYCKCJULFA001.html

 経営再建中の東芝が、将来の中核事業と位置づけるICT(情報通信技術)分野で、三井物産と資本提携を検討していることが分かった。東芝のICT子会社に三井物産側が数百億円を出資する方向だ。稼ぎ頭の半導体子会社「東芝メモリ」を売った後の有望事業を強化するとともに、東芝本体の財務改善にもつなげる。

 今年7月に分社した「東芝デジタルソリューションズ」(川崎市)の株式の一部を、三井物産の子会社に売却する方向で交渉しており、来月中の合意をめざしている。

 東芝はICT事業で、あらゆるモノをインターネットにつなげるIoTや人工知能(AI)を展開。製品をネットにつなげてデータを集め、AIを活用して生産の効率化や省電力につなげる技術を強化する。自社が持つエレベーターや水処理施設などのインフラ関連の事業と組み合わせて、収益力を高めることも期待できる。

 ただ、2017年9月中間決算…

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