死亡患者の人工心臓に不具合、自主回収へ 因果関係不明

 医療機器販売会社「センチュリーメディカル」(東京)は16日、同社が販売する人工心臓を自主回収すると発表した。
 回収するのは「Jarvik2000植込み型補助人工心臓システム」。
 2014年1月〜今年11月に174台が出荷され、うち90台が患者の体内に埋め込まれている。
 手術した施設で検査をして問題があれば別の機器に取り換える。

 人工心臓は、重症の心不全で心臓移植を待っている患者向け。
 心臓から血液を送り出す働きを補助する。
 この製品を使っていた患者が今年9月に死亡したことを受けて調べると、ポンプにつながるケーブルの先端部分に不具合が確認された。
 死亡と不具合の因果関係は不明という。

朝日新聞デジタル 11/16(木) 20:14配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171116-00000081-asahi-soci