http://yomiuri.co.jp/science/20171117-OYT1T50029.html

 気象庁は16日、石川県穴水町大町の観測として発表していた地震の観測点を取り違え、震度が誤っていたと発表した。

 同庁によると、2004年から使っていた穴水町大町の震度計では震度が過大に観測されていたことから、11年8月、近くに新たに設置した観測点で震度の計測を始めた。しかし、今月9日に発生した地震で防災科学技術研究所(茨城県)からの指摘を受け、同庁の地震情報発表のシステムを点検したところ、以前の観測点の震度を発表していたことが判明した。

 これにより、11年8月19日から今月9日の間に観測された地震は、49回から24回に減り、震度が異なる地震も13回に上った。今月9日、穴水町で2度にわたり震度2が観測された地震は、実際にはそれぞれ、震度3だった。