https://r.nikkei.com/article/DGXMZO23617960X11C17A1LX0000
京セラ創業者の稲盛和夫氏が母校の鹿児島大学に同社の株式100万株を寄付することになった。稲盛氏の個人資産の一部で、同大学で開いた式典で前田芳實学長が目録を受け取った。同社の株価(17日終値)で計算すると、時価で約80億円に相当する。

同大学は「鹿児島大学稲盛和夫基金(仮称)」を新設し、株式の配当金収益を教育・研究の充実・発展に役立てる方針。2018年3月期の同社の1株あたり年間配当金は120円の予想だ。

稲盛氏は鹿児島市生まれで、1955年に同大学工学部を卒業。99年には同大学初の名誉博士号を授与された。これまでにも合計で約21億円を同大学に寄付している。