奈良県・市は外国人専用の災害時の避難所として、訪日観光客向け交流施設「奈良県猿沢イン」を活用することを決めた。2017年度内に毛布160枚と3日分の水と食料を準備する。イスラム教の教えに沿ったハラル対応の即席ごはんなども用意する。

 21日に県と市が避難所開設で協定を結ぶ。奈良県猿沢インは4階建てで世界遺産の興福寺に近いうえ、240人程度を収容できるという。ロビーや文化体験ルームなどが広く、英語と中国語を話せるスタッフが常時2〜3人いる。

 奈良県によると外国人専用の避難所は全国で初めてという。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23716060Q7A121C1LKA000/