松本・塩尻のタイヤパンク多発 被害は計170台以上に
11月21日
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171121/KT171120FTI090018000.php

 松本市と塩尻市で乗用車などのタイヤが相次いでパンクさせられた事件で、10月下旬に続き被害が相次いだ今月13日から20日で1週間がたった。松本、塩尻両署によると、これまでに両市合わせて少なくとも170台以上の被害が判明。計4地区で110台以上が被害に遭った13日は、タイヤ1輪だけをパンクさせられた車が多かった。捜査関係者は、車などを使って移動しながら急いで犯行を繰り返した可能性があるとみている。

 両署によると、10月29日朝に松本市空港東、30日朝に同市笹賀、今井、塩尻市塩尻町で計60台余のパンクが判明。今月13日は松本市笹賀、今井、塩尻市広丘吉田で110台以上がパンクさせられた。被害は県松本平広域公園周辺に集中する一方、同公園から約4キロ北の二子小学校周辺、約8キロ南東の塩尻中学校周辺でも起きた=地図。多くは柵や門扉のない駐車場で起きており、タイヤ側面に先のとがったもので刺したような穴が1、2カ所開いていた。両署は同一犯との見方を強めている。

 両署は自動車警ら班や交番のパトカーなどで、犯行が行われたとみられる週末の深夜を中心に、平日夜も警戒に当たっている。ただ、これまで犯人につながる有力な情報は寄せられておらず、住民の不安は募っている。

 塩尻市広丘吉田の吉田五区は、センサーライトの設置や玄関灯の点灯などを呼び掛けるチラシを計4回、区内で回覧。12月までの週末の夜は区の役員や常会長が見回りをする予定だ。森田和敬区長は「自分たちにできることには限界がある。とにかく早く捕まえてほしい」と話す。

 松本市今井の今井公園西町会は、週末に町内放送で玄関先の照明の点灯などを呼び掛ける。この町会の女性(64)は事件後、センサーライト2基を購入し、玄関先と駐車場に設置したほか、道路に面した敷地に柵と門扉を設置しようと、業者に見積もりを依頼した。夜間、家に1人でいることが多く、「今回はタイヤだが、もし家に何かされたらと思うと不安」としている。