アメリカのサンフランシスコ市が従軍慰安婦像を公共物として受け入れると決めたことに対し、大阪市の吉村市長は姉妹都市関係を解消して民間交流への補助金もやめる考えを示しました。

 「信頼関係は完全に破壊されたと思いますので、サンフランシスコ市との姉妹都市を解消する」(大阪市 吉村洋文市長)

 大阪市の吉村市長によりますと、姉妹都市であるサンフランシスコ市のリー市長は中国系市民団体が建てた従軍慰安婦像を市の公共物として受け入れる決議案を22日承認し、23日に「慰安婦像については交渉の余地はない」と伝えてきたということです。これを受けて吉村市長は24日朝、姉妹都市関係を解消したうえで民間交流への補助金についてもやめる考えを示しました。

 「民間のお金で交流するのは続けてもらったらいいと思いますが、大阪市民の税を投入することはしないと考えています」(大阪市 吉村洋文市長)

 吉村市長は大阪市議会の意思表示などを確認したうえで、年内にも関係解消の手続きを完了させたいとしています。

配信11/24 12:27
MBSニュース
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