0001ばーど ★
2017/11/26(日) 00:46:31.06ID:CAP_USER9三菱マテ子会社の三菱電線工業は、今年2月に不正が品質保証担当者に報告されて発覚。3月に村田博昭社長ら経営陣に伝えられたが、顧客に通知したり、出荷を停止したりするなどの措置はとられず、10月23日に出荷を停止するまで、問題製品の出荷が続いたことになる。
村田氏は今月24日の記者会見で「常時生産製品は4万点あるが、出荷先でどんな製品に使われるかを特定し、どの程度逸脱していたのかを分析する必要があった。対応できる人材も限られ、時間がかかった」と説明。出荷停止にしなかったのは「あいまいな情報で、(不正を)公表すると大混乱になる」と、顧客、営業担当がパニックになることを恐れたためと弁明した。
出荷先が特定できたことから、10月23日に出荷停止措置をとったというが、その一方で、それ以降の出荷状況は、現時点でも精査中という不明瞭さだ。
さらに、理由がどうであれ、不正な製品が出荷される可能性を経営陣が知りながら、それを認めていたことには批判が出ている。
流通大手の幹部は「うちの経営陣が商品不具合を知れば、とにかく即日の自主回収を指示する。それ以外の選択肢はない」と、三菱電線の対応を疑問視する。
企業経営に詳しい日本経済大学の西村尚純教授は「経営陣が知った上での出荷継続と聞いて、開いた口がふさがらない。神戸製鋼との比較以前に前代未聞の最悪の対処だ」と嘆く。
さらに、こうした子会社の企業統治のずさんさを放置してきたとして、「三菱電線だけでなく、親会社の三菱マテにも経営責任があるのは自明だ」と強調する。
配信2017.11.25 23:12更新
産経ニュース
http://www.sankei.com/economy/news/171125/ecn1711250015-n1.html