>>549 (続き)

正社員が加入する「厚生年金に投入される税金も社会保障費の中で一番大きい」。

正社員は税の歳出の面でも優遇されている。

相対的に、本来貧しく生活に困窮しやすいと非正規やパートタイマーなどの人たちの負担は重く、税金の支援も少ない。

*80年代の8割が正社員で、残り2割の自営業の経営も安定していて、
貯蓄率も貯蓄高も世界一で大多数の国民の家計も豊かだった時代までなら、
今のままの制度でも別に問題にならないのかもしれない。

「しかし、今は非正規など貧しく生活に困窮して、
結婚も国家や社会や企業や経済団体から諦めさせられて孤独にさせられている人たちが
増えてたくさんいる時代には全く適していない」と思う。

このままだと、さらに格差が拡大し、非正規など貧しい若い人たちは、
将来孤独死などで今よりたくさん早死にしていくだろう。
そんな日本の国家や社会になったら、そんなに持たないと思う。

貯蓄など豊か個人資産を保有している高齢者世代がこれから減少して行くこともあって。
日本の一般政府(中央政府や地方自治体など)は現在巨額な債務を抱えているが、
「巨額な債務なのに日本の財政が持っているのは、
日本の国民が貯蓄など豊かな個人資産を保有しているから」と言われているから。

そのこともあって、「今のままのゲームを続けていたら、日本は早晩持たない」と思う。
(続く)