>>610 (続き)

このように社会保障において、非正規など低所得者の負担割合が重くその受け取るサービスも少ない。
対して特に所得が高い正社員ほど負担割合が少なく優遇されている。

つまり、日本の社会保障制度の構造では『非正規など所得の低い人たちから正社員など所得の高い人たちへ再配分している。
非正規がお金を渡して正社員を支えていることになる。』

(これでは非正規など貧困層や低所得者の生活が苦しいのは当然である。
これでは日本の格差が拡大していくのは、当然の帰結だ。)

それに加えて、日本の政府は年金や医療介護など高齢者向けの政策に重点的にお金を投入し、
『教育や非正規などの人たちへ職業訓練にはお金をあまり使っていない』。
(北欧ではそれらの支出割合が多い)

非正規や若い人たちなど現役世代や将来世代が恩恵を受ける政策に
日本は力を入れていないので人材が育たず、それでは現在もそうだが、将来的にも経済や社会も良くならない。

現在非正規など貧しく将来貧困などで孤独死する人をたくさん増やす
「焼畑農業」みたいなことをしているので、
特に将来において日本の国家や社会が危なくなると思う。

年金や医療介護などの『抜本的な見直しや改革、効率化』などでそれらの支出を減らし、
「若い人たちなど現役世代や将来世代が恩恵を受ける
教育や職業訓練などの財源を確保すべき」と思う。

そうしないと、将来の日本を生きていく人たちは真っ暗闇になるだろう。

○その他、特に非正規など貧しく将来貧困で孤独死などを若死する人を出さないために、
孤独にさせない政策、結婚がしやすい結婚を支援する政策をするべきだろう。

彼らが結婚出来ず孤独になりやすいのは、
一義的に日本の国家や社会や企業や経済団体が負担やツケを、彼ら特に若い人たちに押し付けているからであって、
彼ら個人の自己責任では無いからだ。

*しかしである。
豊かな高齢者世代はとかく「シルバー民主主義」などと批判を受けるが、
実は高齢者世代の格差は他の世代よりも激しく、高齢者の4人に1人ぐらい貧困で苦しんでいる。

実は困っている人は高齢者に多いのだ。

日本はアメリカ同様に格差が大きい社会や国家だ。
しかし、日本は格差が大きいままだと、とても将来持たないだろう。

なので「『高い所得や貯蓄など豊かな資産を持っている人や高齢者には』、
自力で何とか出来る人たちには、
これからは負担を背負って貰うしか無い」と思う。
(続く)