27日午前6時50分頃、岐阜市東改田再勝の住宅街で、同市の小学校講師の男性(62)がイノシシに襲われ、右足をかまれたほか、首や腹をひっかかれて病院に搬送された。

 男性は軽傷という。

 岐阜北署の発表によると、イノシシは体長約1メートル。男性がランニングをしていたところ、後ろから飛びかかってきて、その後、逃げたという。同署は周辺を捜索する一方、現場周辺の小中学校や特別支援学校に通う児童生徒の登校中にパトロールを実施。市農林園芸課は地元の猟友会に捕獲を依頼した。

 鳥獣対策に詳しい森元萌弥・元岐阜大特任助教は「山に住んでいるイノシシが住宅街に迷い込んだ可能性がある。周辺のやぶや緑地に逃げ込んでいるかもしれないので、少なくとも数日間は警戒する必要があるだろう」と指摘している。

2017年11月27日 12時45分
YOMIURI ONLINE
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