ノーベル文学賞の選考主体スウェーデン・アカデミーに近い文化界の有力者の男性にセクハラ疑惑が浮上した。アカデミーは12月10日に予定される授賞式後の晩餐会から排除、出席させないことを決め「男性と一切の関係を断つ」と発表した。地元メディアが27日までに伝えた。

 男性はスウェーデンの首都ストックホルムにある文化施設の館長で、名前は報じられていない。地元紙が先週、2007年にパーティーでこの男性に体を触られたとするスウェーデンの女性作家の証言を報じた。

 1996年から今年にかけて男性から暴行やセクハラを受けたと訴えている女性は少なくとも18人に上るといい、中にはノーベル賞授賞式後の晩餐会でセクハラを受けたとする証言もあった。男性は疑惑を否定している。(共同)

配信2017.11.28 06:57
産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/171128/wor1711280007-n1.html