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2017/11/28(火) 13:10:14.48ID:CAP_USER9リンゴの産地として知られる茨城県大子町で、待望のオリジナル品種「奥久慈 宝紅(ほうべに)」が誕生した。名前の通り、その実は宝石のように赤く輝く。関係者は、同町で多く栽培されている「ふじ」の収穫前の時期を埋める品種として期待をかける。来年秋に販売を開始するが、生産量は少なく、当面は“幻のリンゴ”となりそうだ。(上村茉由)
「地域の品種ができたのは生産者として励みになる。大子の名産品として育てていきたい」
JA常陸大子町りんご部会の仲野広部会長はそう語った。宝紅が完成するまでには10年以上の歳月を要しており、喜びはひとしおだ。
宝紅は、蜜の多い「こうとく」と甘く食感の良い「ふじ」を交配した「まさにリンゴのサラブレッド」(同町農林課担当者)。果実は350〜400グラムとほどよく、皮は赤が濃い。蜜が入り、食感はパリパリ。甘さの中にほどよい酸味があるのが特徴だ。収穫期は10月中旬から下旬で、ふじより半月ほど早い。
JA常陸大子町りんご部会の部会員が、平成11年に交配。完成品を部会内で試食したところ高評価だったため、山間地帯特産指導所の協力を得て苗木を栽培し、26年から部会員で本格的に栽培に取り組み始めた。今年7月には商標登録された。
名前は昨年春ごろに公募で決定した。化粧品の「頬紅」を連想させるネーミングで、仲野部会長は「リンゴの赤とイメージが合うし、かわいらしさもある」と話す。
初めてのオリジナル品種とあって、宝紅はすでに市場関係者の注目を集めている。
仲野部会長は「これからが大変。品質にばらつきが出るとブランドイメージが壊れるので、質を高めて消費者の期待に応えていきたい」と力を込める。