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オセアニアン事件簿〕日本捕鯨の未公開動画、反捕鯨団体が入手
https://www.nna.jp/news/show/1693889
米国の反捕鯨団体シー・シェパードのオーストラリア支部、シー・シェパード・オーストラリアが、日本の調査捕鯨船がオーストラリアのクジラの禁漁区で捕鯨を行っている様子を撮影した未公開の動画を入手したことが分かった。
モリに突かれたクジラが血を流し、内臓が体外に出た様子をとらえており、シー・シェパードのオーストラリア代表のハンセン氏は「美しく、雄大な動物を残虐な方法で無意味に殺害していることを示している」と主張している。
28日付シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。
動画は2008年1月に「オセアニック・バイキング号」に乗った移民・国境警備省の職員が撮影したものだという。
環境関連法の非営利の法律センター、エンバイロンメンタル・ディフェンダーズ・オフィス(EDO)のニューサウスウェールズ州支部は12年、シー・シェパードの代理として動画の公開を申請。
移民省の担当者はオーストラリアと日本との外交関係に悪影響を及ぼす恐れがあるとして数回にわたってこれを拒否していたが、規制当局のオーストラリア情報委員会事務所(OAIC)が今年、動画を公開するよう移民省に命じていた。
シー・シェパードのオーストラリア代表のハンセン氏は、これまで政府が動画の公開を拒み、「南極海のクジラを守るよりも密猟者の側に付くことを選んだ」と主張。
政府に対し、日本を国際海洋法裁判所(ITLOS)に提訴するよう求めている。
日本の調査捕鯨船は今月上旬、南極海で調査捕鯨を行うため、日本を出発した。