6年前、滋賀県大津市でいじめを受けていた中学2年の男子生徒が自殺し遺族が同級生らに損害賠償を求めている裁判で、同級生の母親が法廷に立ち「いじめがあったとは一切考えていない」と述べました。

 6年前、大津市で同級生から死んだ蜂を口に入れられそうになるなどいじめを受けていた当時中学2年の男子生徒が自宅マンションから飛び降りて死亡しました。遺族は大津市や同級生3人らを相手に7700万円の損害賠償を求めて提訴し、市とは和解が成立しましたが、同級生らは「いじめはなかった」と主張しています。

 28日の弁論で、いじめに関わったとされる同級生の母親は「いじめがあったとは一切考えていない」と述べました。また、男子生徒の父親から「謝罪の気持ちがあるのか」と問われると、「どんな事実を前提にいじめと結論づけたのかわからない」と述べました。

配信11/28 12:17
MBSニュース
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