10月の求人倍率1.55倍に上昇 43年9カ月ぶり高水準
2017/12/1 8:30
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL30HV9_Q7A131C1000000/

 厚生労働省が1日発表した10月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.03ポイント高い1.55倍だった。4カ月ぶりに上昇した。1974年1月(1.64倍)以来43年9カ月ぶりの高水準だった。企業の求人が増加した一方で、求職者数が減少した。

 正社員の有効求人倍率は1.03倍と前月比0.01ポイント上昇した。2004年11月の集計開始以来で最高を記録した。雇用の先行指標とされる新規求人倍率(季節調整値)は前月比0.10ポイント高い2.36倍となり、過去最高だった1973年11月(2.36倍)の水準に並んだ。

 企業の求人を業種別にみると、製造業や情報通信業、サービス業などで求人の増加が目立った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕