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12月2日 6時13分

薬局などで売られる市販薬の広告について、厚生労働省は37年ぶりに基準を見直し、「女性向け」や「中高年向け」など、特定の性別や年齢層をターゲットにした表示ができるようになりました。

市販薬の広告は昭和55年に当時の厚生省が基準を示し、特定の性別や年齢層をターゲットにした表示については「特定の層にしか効果がないと誤解されるおそれがある」として認めていませんでした。

しかし、医薬品を販売する業界団体からは利用者が薬を選びやすくするために、広告の自由度を高めてほしいという要望が上がっていました。

これを受けて、厚生労働省は37年ぶりに基準を見直し、「女性向け」や「中高年向け」など特定の層に向けた表示が認められるようになりました。

また、「新発売」と表現できる期間はこれまで発売後6か月までとされていましたが、薬以外の多くの商品と同じ1年間に延長されました。

新しい基準はすでに全国の自治体に通知され運用が始まっていて、新聞の広告やテレビコマーシャルのほか、ウェブサイトやSNSでも適用されています。