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12月4日 4時28分

アメリカ軍と韓国軍の航空機による定例の共同軍事訓練が、4日から5日間の日程で始まります。訓練には最新鋭のステルス戦闘機など過去最大規模の数の航空機が参加し、米韓両軍は北朝鮮が軍事的な挑発に踏み切る可能性もあるとして警戒を強めています。

アメリカ軍と韓国軍は4日からソウル近郊の空軍基地などを拠点に定例の共同軍事訓練「ビジラント・エース」を5日間の日程で実施します。

韓国に駐留するアメリカ軍によりますと、今回の訓練には最新鋭のステルス戦闘機「F35」と「F22」が初めて参加するなど、両軍で合わせて過去最大規模となる230機余りが参加します。
具体的には、領空に侵入した敵の航空機を迎撃したり、弾道ミサイルの移動式発射台など地上の標的を攻撃したりする訓練、それに海から侵入してきた敵の部隊を攻撃する訓練などが行われるとしています。

米韓両国としては圧倒的な航空戦力を示すことで北朝鮮への圧力を強める狙いがあると見られます。

これに対して北朝鮮は「アメリカが朝鮮半島情勢を一触即発の状況に追い込んでいる」と反発し、米韓両軍は北朝鮮が軍事的な挑発に踏み切る可能性もあるとして警戒と監視を強化しています。