700mの海底から新たに1遺体…空自ヘリ墜落
2017年12月4日 21時23分

 航空自衛隊の救難ヘリコプターが今年10月に静岡県浜松市沖に墜落し、4人が行方不明になっていた事故で、空自は4日、新たに乗員とみられる1人を海底から引き揚げたと発表した。

 身元の特定を急いでいる。3日に引き揚げた遺体は、機上整備員の吉田貴信2等空曹(40)だったことも明らかにした。

 空自によると、新たに引き揚げた1人は、吉田2等空曹と同様、現場周辺の水深約700メートルの海底で発見された。飛行服を着用しているという。

 一方、3日に非公表とした吉田2等空曹の氏名を明らかにした理由について、空自は「家族の了解を得られたため」とした。
吉田2等空曹は、2004年の新潟県中越地震や11年の東日本大震災などで被災者の救助活動に当たったという。

ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171204-OYT1T50099.html