監察課などの調べでは、巡査は今月に入り、名張市内の飲食店で、立ち寄った飲食店のトイレにビデオカメラをひそかに設置。
女性の様子を撮影しようとした疑いが持たれている。ほかの客がカメラを見つけ、店側が名張署に通報し、盗撮事実が発覚した。
その後の調べで、カメラが巡査のものと判明したという。

県警は、県迷惑防止条例違反容疑で捜査。「身内に甘い」との批判にさらされないよう、当初は巡査を逮捕する考えだった。
ところが、巡査が隠し撮りした映像に女性の様子が写っていなかった上、「飲食店のトイレは同法適用の条件となる『公共の場所』
には入らない」(本部生活環境課)との見解が示された。