無人のトラクターが田畑を走り回り、ロボットが工場で野菜を育てる――。そんな夢のような農業の実現が目前に迫っている。起爆剤は人工知能(AI)やIT(情報技術)の進化。産業界を覆う技術革新の波が未来の農業をつくる。

 札幌市の東方にある田園地帯の北海道南幌町。稲穂が黄金色に実った田んぼの中を、運転席に人がいないコンバインが疾走する。人の代わりに機械を“運転”するのは全地球測位システム(GPS)。クボタ…※続く

配信2017/12/5 2:00
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24252930U7A201C1TJ2000/