アザラシ「すわちゃん」 居ついて1年半 宮崎 串間
12月5日 20時08分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171205/k10011247641000.html
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宮崎県串間市の海岸にゴマフアザラシの「すわちゃん」が居ついて5日で1年半になりました。「すわちゃん」はひとまわり大きくなった体で港の中を泳ぎ回り、地元の人たちを楽しませています。
このゴマフアザラシは去年6月、串間市の諏訪浜に初めて姿を現し、海岸の名前にちなんで「すわちゃん」と呼ばれるようになりました。

登場からちょうど1年半となった5日は、諏訪浜の隣りにある漁港に現れ、ひとまわり大きくなった体でゆったりと泳ぎながら、時折、水面から愛きょうのある顔をのぞかせていました。
1年半の間に地元の人たちの間ですっかり人気者となり、5日は小型の無人機 ドローンを飛ばして、空から「すわちゃん」の姿を撮影する人もいました。

鹿児島市のかごしま水族館によりますと、ゴマフアザラシは国内では北海道の沿岸などに生息し、暖かい九州の海に1年半も住みつくのは珍しいということで、
水族館では「餌となる魚が多く、天敵がいない環境を気に入ったのではないか」と話しています。

地元の70代の女性は「1年半でだいぶ大きくなりましたね。かわいいのでこのまま住み続けてほしいです」と話していました。