【ワシントン、エルサレム共同】トランプ米大統領は5日、パレスチナ自治政府のアッバス議長ら中東の指導者と相次ぎ電話会談し、イスラエルの商都テルアビブにある米大使館をエルサレムに移転する考えを説明した。ロイター通信などが伝えた。エルサレムをイスラエルの首都と認定することも検討中で、ホワイトハウスによると、トランプ氏は6日、決定内容を発表する。

大使館移転や首都認定なら、エルサレムの地位はイスラエルとパレスチナが交渉で決めるべきだとしてきた米政府の従来の方針を転換することになる。アッバス氏は「和平プロセス、地域と世界の安全や安定を危険にさらす」と警告した。

大阪日日新聞 2017年12月6日 7:08
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/171206/20171206017.html