日経平均大引け 3日続落、下げ幅今年最大 海外勢が利益確定売り
2017/12/6 15:13
https://www.nikkei.com/article/DGXLAS3LTSEC1_W7A201C1000000/

 6日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落した。前日比445円34銭(1.97%)安の2万2177円04銭と11月15日以来3週ぶりの安値で終えた。下げ幅は今年最大で、トランプ氏の米大統領選挙勝利を受けて株式相場が急落した2016年11月9日(919円84銭安)以来の大きさだった。トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として認定する方針を6日表明すると伝わったのをきっかけに中東情勢の悪化懸念が浮上し、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。年末休暇入りを前に短期スタンスの海外ファンドなどが値がさ株に利益確定や持ち高調整目的の売りを出した。
 台湾や韓国などアジア市場でハイテク株が急落したのも投資家心理を冷やした。東証1部の売買代金は概算で3兆2089億円(速報ベース)だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕