本格修理へ 衝突イージス艦を載せた運搬船が出航
毎日新聞 2017年12月9日 11時31分(最終更新 12月9日 13時12分)

https://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/12/09/20171209k0000e040321000p/9.jpg
横須賀港沖を出る米イージス駆逐艦フィッツジェラルド(手前)。後方は同ジョン・S・マケイン=神奈川県の横須賀沖で9日午前8時21分、本社ヘリから宮本明登撮影

駆逐艦フィッツジェラルド,米ミシシッピ州へ

 今年6月に静岡県伊豆半島沖でフィリピン船籍の大型コンテナ船と衝突し、乗組員7人が死亡した米海軍イージス駆逐艦フィッツジェラルドを載せた重量物運搬船が9日、
神奈川県横須賀市沖の東京湾から米国に向けて出航した。
米ミシシッピ州で長期の本格修理を受けた後、再び横須賀基地に配備されるとみられる。

 フィッツジェラルドは、右舷中央付近にコンテナ船の船首が衝突し、水面下部分に穴が開いて海水が流入、居住区にいた7人が犠牲になった。
米海軍の事故調査報告書は、監視要員がレーダーを効果的に使用できずに右舷側を監視しなかったことや、商船の位置を情報提供するAIS(船舶自動識別装置)を
使用しなかったことなどを原因に挙げている。

 フィッツジェラルドは11月24日、いったん同基地を出たが、運搬船への積載作業中に船体に2カ所の穴が開き、修理していた。【田中義宏】

ソース:毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171209/k00/00e/030/296000c