日本が食用の遠洋捕鯨を始めたのは戦後。それまでは油目的だった。
マッカーサーに言われて始めただけで、伝統でもなんでもない。

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-35529672

捕鯨は、日本の食料確保になんら影響がなく、世界からは激しく非難されている。
もちろん経済的な理由もない。それでも日本が捕鯨をするのはなぜか。

確かに沿岸捕鯨は日本文化の一部だ。ノルウェーやアイスランド、カナダ北部の
先住民イヌイットたちと同様に。しかし、地球の反対側の南極まで船団を送り、
捕獲したクジラを処理する母船まで持っているのは日本だけだ。

南極での捕鯨に歴史的な要素は全くない。日本が南極に捕鯨船を初めて派遣した
のは1930年代半ばだが、第2次世界大戦が終わるまで大規模な捕鯨は行われてい
なかった。
日本は焼け野原となり、国民は飢えていた。ダグラス・マッカーサー元帥の勧め
もあり、日本は米海軍のタンカーを改造して捕鯨船2隻を作り、南極海に向かった。