JRに直通、相鉄の新駅名は「羽沢横浜国大」
2017年12月12日 15時07分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171212-OYT1T50046.html

 相模鉄道は11日、JR東日本に乗り入れる直通線について、横浜市神奈川区に設ける新駅の名称を、近くの横浜国立大学(保土ヶ谷区)にちなんで「羽沢横浜国大」とする方針を明らかにした。
 神奈川県や横浜市の同意と国の認定を受けて正式決定する。
 直通線は、相鉄線西谷駅とJR東海道貨物線を結ぶ約2・7キロ。横浜市西部や県央地域が、新宿方面と乗り換えなしでつながり、横浜駅の混雑緩和も期待されている。
 新駅は貨物線がある羽沢地区に設置され、周辺住民のほか、新駅から1キロ圏内にある横浜国大の学生や教職員の利用を想定。相鉄は名称について「住民らの意見を聞いて検討を重ね、地域や大学とともに沿線価値向上を目指すという思いを込めた」としている。
 相鉄は駅舎デザインも発表。ほかの駅との統一感を図るため、企業カラーの「ダークグレー」を基調としている。新駅やJRとの直通線の開業は2019年度後半になる見通しで、20年の東京五輪・パラリンピックには間に合うという。
 一方、相鉄が同時に進めている東急との直通線は、「羽沢横浜国大」から、新幹線が通る新横浜を経由して日吉につながる約10キロで、22年度後半に開業予定。二つの直通線の総事業費は約4022億円に上り、市が約894億円、県が約447億円を負担する見通しという。