https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171213/k10011257141000.html

13日午前、沖縄のアメリカ軍普天間基地に隣接する宜野湾市にある小学校のグラウンドに、
飛行中のアメリカ軍のヘリコプターから窓が落下し、学校によりますと、飛んできたもので
児童1人が軽いけがをしたということです。沖縄に駐留するアメリカ海兵隊は
「事態を非常に重く受け止め謝罪する」とするコメントを発表しました。

13日午前10時すぎ、沖縄のアメリカ軍普天間基地に隣接する普天間第二小学校から
「航空機からと思われる落下物がある」という通報が警察にありました。

警察が確認したところ、小学校のグラウンドに縦横およそ90センチの窓と見られるものが落ちていたということです。

学校によりますと、当時、グラウンドでは、4年生の児童およそ30人が体育の授業を受けていて、
落下によって飛んできたもので男子児童1人が、左手に軽いけがをしたということです。
警察が詳しい状況を調べています。

沖縄に駐留するアメリカ海兵隊は、昼すぎにコメントを発表し、「午前10時9分にCH53の窓が小学校のグラウンドに落下した。
この事態を非常に重く受け止め調査している。安全の確保と場の保全のため、地域の方々には現場に立ち入らないよう求める。
非常に残念な事件で、周辺地域に不安に与えたことを謝罪する」としています。

“窓枠にガラスも” 防衛局の職員撮影

防衛省によりますと、13日午前10時ごろ、沖縄県宜野湾市にある普天間第二小学校のグラウンドにアメリカ軍普天間基地に
所属するCH53ヘリコプターの窓枠と思われるものが落下したという連絡がアメリカ軍から入ったということです。

沖縄防衛局の職員が学校に行って撮影した写真では、窓枠にガラスも付いていたということです。

また、普天間第二小学校の校長から沖縄防衛局に対して、児童1人がけがを負ったという連絡があったということで、
防衛省は詳しい状況の確認を進めています。

翁長知事「言葉にもならない気持ち」

翁長知事は13日正午ごろ現場を訪れ、学校関係者から説明を受けました。

翁長知事は視察したあと記者団に対し、「校庭のど真ん中に落ちて来たということは、とんでもないことで、許されない。
体育の授業をやっていたということだが、われわれがいちばん守らなければいけないのは子どもたちだ。
何回も何回も繰り返されてきているが、もう言葉にもならない気持ちだ」と述べ、アメリカ軍を強く批判しました。

宜野湾市長「言語道断」

沖縄県宜野湾市の佐喜真市長は正午前、現場を訪れました。
そして、記者団に対し、「子どもたちはグラウンドで授業中で一歩間違えば大惨事につながりかねない事故で、言語道断だ。
基地と隣り合わせにいる危険から早く解放して普通の日常を取り戻してほしい」と述べました。

子ども2人を小学校に通わせる父親「怒りがわく」

4年生の息子と5年生の娘が通っている父親は「最初はヘリコプターが落ちたと聞いて、心配で仕事を抜け出して駆けつけました。
先日も保育園で同じようなことがあったばかりで怒りがわいてきます。安全な場所であるはずの学校が危険な場所に
変わってしまいとても心配です」と話していました。

敷地内の幼稚園に孫を通わせる男性「許されない」

小学校と同じ敷地内にある幼稚園に6歳の孫が通っていて、迎えにきた男性は「何かが落ちたと先生から聞きました。
許されないことです」と話していました。

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