よく脚がつる人はご注意! 筋痙攣で気をつけるべき5つのサイン
13 December 2017
https://womenshealth-jp.com/a-muscle-spasm-health-issue-20171213/
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いわゆる「足がつる」という症状の筋痙攣は痛烈だけど、あのズキズキした痛みに慣れてしまった人も多い。
事実、米国家庭医学会によれば、60%もの成人が深刻な不眠症の原因にもなりかねない夜間の脚の痙攣を経験済みだそう。

通常、筋痙攣を心配する必要はないものの、米国マウント・サイナイ病院統合疼痛管理センター長のフーマン・ダネシュ医学博士は、
「痙攣には何か深刻な原因があるのではと心配して病院を訪れる人が非常に多い」 と言う。その痙攣が普通ではない可能性を示すサインには、どんなものがあるのだろう。

■ 長距離走の決まった地点で筋痙攣を起こす

ふくらはぎがつるのはランナーにはよくあること。でも、トレーニング中、いつも決まった地点で足がつる場合はコンパートメント症候群の可能性がある。
5km地点でも7km地点でも、いつも同じ距離で痙攣が起きるのが特徴。
通常、筋肉が拡張すると、筋肉や臓器が並ぶコンパートメント (筋区画) がそれに柔軟に対応する。
「でも、瘢痕またはコンパートメント内の大きな筋肉群のせいで、その動きに順応できない人もいる」 とダネシュ医師は語る。

「エクササイズを行うと、筋肉がより多くの血液を欲する。より多くの血液を筋肉に運ぶためには、血管が拡張しなければならない。でも、硬くなったコンパートメント内にはこのためのスペースが作れない」。
よって、ふくらはぎなど特定の筋肉に過度な負荷が蓄積して血流を妨げ、深刻な組織損傷を引き起こす危険性がある。コンパートメント症候群は稀ではあっても、軽視すべきものではないので、絶対に医師に相談すること。