盗んだ島の備品「山分けするつもりだった」 北海道松前小島上陸 逮捕の北朝鮮船員が説明
12/16(土) 6:13配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00010001-doshin-hok

日本の排他的経済水域内の海図も発見
 北海道松前町の無人島・松前小島の漁業施設から発電機を盗んだとして、北朝鮮の木造船の船長と船員の男計3人が逮捕された事件で、一部の船員が「(施設から)持ち出したものをみんなで山分けするつもりだった」との趣旨の説明をしていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。施設からは家電などがなくなっており、道警は3人以外の船員からも任意で事情を聴いている。

 船長らの逮捕から16日で1週間。道警のこれまでの捜索で、木造船から日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海にある「大和堆」を含む海図が見つかった。この海域はイカの好漁場で、北朝鮮の漁船の違法操業が問題となっている。今回の木造船からも乾燥したイカや漁具が見つかった。


 島内から発電機(65万円相当)を盗んだとして窃盗容疑で逮捕されたのは、いずれも自称北朝鮮籍で船長のカン・ミョンハク容疑者(45)と32歳と59歳の船員の男2人。木造船の乗組員は計10人で、1人は札幌市内で入院し、6人は札幌入国管理局に移され、入管難民法違反(不法入国)容疑などで聴取を受けている。