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12月17日 4時09分
ウナギの稚魚の今シーズンの漁が解禁された台湾では、これまでのところ極端な不漁となり、専門家からは、シーズン全体の漁獲量が過去最低となる可能性もあるという指摘が出ていて、今後、日本国内で取り引きされるウナギの価格高騰につながるおそれも出ています。

台湾では、毎年11月からよくとしの2月にかけて、ウナギの稚魚のシラスウナギの漁が解禁され、今シーズンも先月から東部・宜蘭などの海岸で漁が行われています。

しかし、今シーズンはこれまでのところ極端な不漁となっていて、台湾の専門家は、このままのペースで推移すれば、シーズン全体の漁獲量は4トン余りだった前のシーズンの10分の1から20分の1程度にまで落ち込み、過去最低となる可能性もあると指摘しています。

不漁の詳しい原因はわかっていませんが、専門家は、海流の変化などが原因になっている可能性もあると推測しています。

台湾では、シラスウナギを養殖して、そのほとんどを日本に輸出しており、今後、日本国内で取り引きされるウナギの価格高騰につながるおそれも出ています。