高校生らが経済や金融の知識を競う「第12回全国高校生金融経済クイズ選手権『エコノミクス甲子園』」の滋賀県大会(関西アーバン銀行主催)が17日、大津市浜町の琵琶湖ホテルで開かれ、出場者らは2人1組で協力しながら、優勝目指して熱戦を繰り広げた。

 県内10校から22組44人が参加。予選では、経済問題や一般教養を問う筆記問題50問と早押しクイズが行われた。クイズでは「リーマンショックが起きた平成20年の日経平均株価の最安値は?」などの問題が出され、成績上位の6組が決勝に進出した。

 決勝で行われたのは「資産運用クイズ」で、問題ごとに手持ちの所持金を「投資」し、正解すれば金額が増えるルール。全体の正答率が低くなるほど倍率が高くなるため、正答率を予想しながら時には賭けに出る判断力も試された。

 激戦を制し優勝したのは、いずれも県立守山高校(守山市)2年の大塚遥輝さん(17)と斉藤巧太郎さん(16)。2人は「金融は仕組みが複雑で奥が深く面白い。県を代表して全国大会では決勝進出(ベスト4)を目指します」と意気込んだ。

 全国大会は、来年2月17、18日に東京都内で開催。優勝者には副賞として米ニューヨーク研修旅行がおくられる。

配信2017.12.18 09:17
産経WEST
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