こんな事故もあったのか

1983年(昭和58年)8月4日
東北新幹線古川駅にて、夏休みの家族旅行中の小学生が下車したところ、
他の家族は降りそこなったまま列車が発車したため、
ホームに取り残された小学生が軌道に立ち入り、一ノ関駅方面(当時くりこま高原駅は未開業)
の第一高清水トンネル内で後続列車にはねられ死亡した。
東北新幹線初の旅客死亡事故。駅到着時に母親が先に兄妹を降車させたが
自身の降車準備が遅れ姿を現さないため、不安に感じた兄が車内に戻ったところで
ドアが閉まって発車した。駅に取り残されてしまった女児は家族を追いかけるように
軌道に立ち入り徒歩で北上した。撥ねられた地点は駅から11kmも離れた地点であった。