http://yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20171219-OYTNT50016.html

 さいたま市大宮区の風俗店で発生した火災を受け、札幌市中央消防署は18日、すすきの地区の性風俗店38店舗に対し、緊急の立ち入り検査を実施した。

 午前10時半頃から署員10人が手分けして各店を回った。火災時に避難の妨げとなるような物が廊下や階段などに置かれていないか、火災報知機の電源が入っているかなど、12項目を確認した。ある店舗では、床上の通信回線ケーブルが挟まって防火扉を閉めきることができない状況が判明し、同署が口頭で指導した。

 すすきのでは2008年4月、ソープランド店で女性従業員ら3人が死亡する火災が起きている。

 同署予防課の阿部賢二・査察二係長は「風俗店内は避難経路が狭かったり、酒に酔っている人もいたりするので、店員の通報や避難誘導、初期消火が大切になる」と話していた。