全国で焼き肉店の火災が相次いだことを受け、広島市の消防署が焼き肉店関係者に向けて防火講習会を開きました。

先月27日、名古屋市の焼き肉店で発生した火災は、煙を逃がすダクトに付着した油に引火し延焼拡大したものとみられています。

先月末から全国で焼き肉店の火災が相次ぎ発生したのを受け、広島市の安佐南消防署と安佐北消防署が合同で開いた講習会には、管内の焼き肉店関係者22人が参加しました。

きょうは、消防署員が広島市内で発生したダクト火災の事例を紹介したほか、清掃や交換をしていないため油がこびりつき、黒い煤(すす)のような状態になったダクトがいかに燃えやすいか、その危険性を説明しました。

【焼き肉店関係者】「万が一あったら(火災が)起こってからじゃ怖いですから。やっぱり清掃は大事ですね」

講習会では、脂の多いホルモンを焼くときは燃え上がった火を消すための氷をセットで出すことや、店側が客の焼き方に注意を払う必要性も指摘されました。

配信12/21(木) 20:30
広島ニュースTSS
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