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12月22日 6時14分
発電量が天候に左右される太陽光発電の増加などに対応するため、東京電力は、送配電の事業で、関西電力など電力大手3社との連携の強化に向けて検討を進めていることがわかりました。

関係者によりますと、東京電力は、ことし6月に送配電事業での連携強化を打ち出している関西電力と中部電力、北陸電力の3社に加わる形で連携の強化に向けた検討を進めているということです。

これは、太陽光や風力発電など天候に左右される再生可能エネルギーの利用が増加する中で、東京電力としても、電力を各社とより柔軟に融通し合える体制を強化することや、電力の調達を効率化して経費を削減するといった狙いがあるものと見られます。

さらに、東京電力は、福島第一原子力発電所の廃炉などに必要な巨額の費用を捻出するため、各社との提携などを通じた収益力の強化を図りたい考えで、送配電事業をめぐる連携の動きは、今後、さらに広がることも予想されます。