http://www.sankei.com/smp/world/news/171222/wor1712220056-s1.html

AP通信は22日、ロシアのハッカー集団が、同国の政権に批判的なジャーナリストやブロガーら200人以上の電子メールの受信箱に侵入し、通信内容を傍受していたと報じた。APは、この集団がロシア政府の意向を受けて米大統領選に介入したことを裏付ける証拠の一つだとの見方を示した。

 APによると、モスクワ駐在の外国人記者約50人のほか、来年3月の大統領選への出馬を目指す女性テレビ司会者サプチャクさんやロシア人記者らが標的になった。傍受活動は2014年半ばに始まり、数カ月前まで続いていたという。

 APはサイバー安全対策の企業から提供されたデータを分析し、ジャーナリスト40人以上にも取材した。(共同)