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12月24日 4時47分
河野外務大臣は中東のエルサレムなどを訪れるため、24日、日本を出発します。アメリカがイスラエルの首都と認めてから主要国の閣僚では初めての訪問となり、イスラエルとパレスチナの両首脳と個別に会談し、当事者間の交渉で解決すべきとする日本の立場を伝えることにしています。

河野外務大臣のエルサレム訪問は、アメリカがイスラエルの首都と認めて以降、国際社会を巻き込んだ議論が続く中、主要国の閣僚としては初めてとなります。

河野大臣は現地で、イスラエルのネタニヤフ首相と会談するほか、ヨルダン川西岸でパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長と会談する予定です。

両首脳との会談では、「2国家解決」を支持し、エルサレムの帰属の問題も含め当事者間の交渉で解決すべきとする日本の立場を伝えるとともに、中東和平の実現に向けて双方に働きかけを行いたい考えです。

また河野大臣は、今回の訪問に合わせてヨルダンやオマーン、トルコを訪れ、政府が掲げる外交戦略「自由で開かれたインド太平洋戦略」への協力を求めるほか、過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いで混乱が続くシリアやイラクの安定化に向けて、日本としてもできるかぎりの支援を行う考えを伝えることにしています。