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12月24日 16時59分
中国の国営テレビは24日、中国が独自に開発したとする水陸両用の飛行機の試験飛行の様子を生中継で伝え、技術力の高さをアピールしていました。

中国南部、広東省珠海の空港では24日午前、中国が独自に開発したとする水陸両用の飛行機AG600型機の初めての試験飛行が行われました。国営の中国中央テレビは、24日の試験飛行の様子を生中継し、技術力の高さをアピールしていました。

中国の国営メディアなどによりますと、AG600型機は、2009年から開発が進められ、全長およそ40メートルの機体に載せられた装備など95%以上は国産品が使われているということです。

また中国メディアは、このAG600型機は、航続距離が最長で4500キロに達し、海上での救助活動では、一度に50人を救助できるなど大きな輸送能力があると伝えています。

中国メディアは、海洋環境の調査や保護などにも活用でき、「活動範囲は、わが国の大部分の海域などをカバーする」とも伝えており、中国が、南シナ海などで海洋進出の動きを強める中、周辺国などが警戒を強めることも予想されます。