http://yomiuri.co.jp/economy/20171225-OYT1T50070.html

 2016年に世界で消費されたビールは前年比0・6%減の約1億8689万キロ・リットルと2年連続で前年を下回ったことが、キリンの調査でわかった。

 消費量が世界1位の中国と3位のブラジルで消費が落ち込んだことが響いた。

 中国の消費量は3・4%減の4177万キロ・リットル。飲酒の多い夏場の天候不順に加え、ワインなどビール以外の酒も幅広く飲まれるようになったことが要因だ。

 消費量が2位の米国は0・6%増の2425万キロ・リットル。輸入ビールや独特の風味が特徴のクラフトビールが堅調だった。ブラジルは景気の低迷が響き、2・7%減の1265万キロ・リットルだった。

 日本の消費量は2・4%減の525万キロ・リットルで7位。「ビール離れ」が進んでいる。

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