学校から100メートル以内は「民泊」禁止 兵庫県がトラブル防止へ条例案「東京、大阪より厳しい規制にした」
産經新聞:2017.12.25 22:53更新
http://www.sankei.com/west/news/171225/wst1712250086-n1.html

 兵庫県は25日、有料で住宅に旅行者を宿泊させる「民泊」を巡り、環境悪化や住民とのトラブルを防ぐため、
小中高校や幼稚園などから100メートル以内では、学校側の同意がなければ営業を認めないなどの規制を盛り込んだ条例案を来年2月の県議会に提案すると明らかにした。
民泊事業者には、営業を届ける前に、近隣住民対象の説明会開催を義務付ける。

 民泊を全国で解禁する住宅宿泊事業法(民泊新法)は来年6月に施行。
県の担当者は「東京、大阪に比べ、民泊のニーズは高くないが、住民生活を守るため厳しい規制内容にした」と説明し
「有馬温泉や城崎温泉など観光客のおもてなしができる旅館やホテルの利用を促したい」としている。

 条例案では、都市計画法上の住居専用地域でも民泊を全面的に禁止。国立公園に指定される区域や温泉地では、週末や夏、冬の観光で繁忙となる時期の営業を制限する。