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 日本海の能登半島沖の漁場「大和やまと堆たい」で北朝鮮籍とみられる船による違法操業が相次いだ問題で、石川県漁協所属のイカ釣り船が、例年より1か月早く、今月末で今シーズンの漁を終えることを決めた。

 漁獲量減少などが理由。同漁協は、違法操業による乱獲が悪影響を与えたと指摘する。

 スルメイカの漁期は例年、6月〜翌年1月。年内で中止するのは、天候不良だった2013年以来4年ぶりとなる。

 同漁協によると、今年6〜11月に小木港(石川県能登町)に水揚げされたスルメイカの漁獲量は前年同期比で約500トン減少し、約2400トンにとどまった。資源保護のため日本船が針で釣るのに対し、違法操業船は流し網で乱獲することが原因の一つとみられる。

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