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朝日新聞デジタル

根元を切断された「かしまの一本松」は、クレーンで幹をつられゆっくりと倒された=27日午前、福島県南相馬市鹿島区、福留庸友撮影
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 東日本大震災の津波に耐え、復興の象徴として親しまれてきた福島県南相馬市鹿島区のクロマツ「かしまの一本松」が27日、伐採された。付近一帯が防災林として整備されることになり、樹勢の衰えも著しかった。地元住民らが手をつないで高さ約25メートルの一本松を囲み、別れを惜しんだ。

 海岸沿い約3キロにわたり広がっていた松林は、大半が津波で流されたり、海水につかった影響で枯れたりした。唯一残った1本は有志らが保存活動を続けてきた。この日のお別れ式では「かしまの一本松を守る会」の五賀(ごが)和雄会長(77)が「一本松を見るたびに大きな力、心の支えをいただいた」とあいさつ。伐採された一本松は主に地元住民宅の表札に使われる。(江川慎太郎)