東京 武蔵村山の小中教員に9日間の「完全休業日」
12月28日 5時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171228/k10011273641000.html

教員の働き方改革を進めようと東京・武蔵村山市は、来年の夏休み期間中に、公立の小中学校の教員を対象に、部活動の指導などすべての業務を休む「完全休業日」を9日間設けることになりました。都内の公立学校で、9日間の完全休業日を設けるのは、珍しいということです。
武蔵村山市教育委員会などによりますと、市内の公立小中学校では、部活動の指導などで教員が休みを取りにくく、中には残業時間が1か月で80時間を超える教員もいて、働き方改革を進めることが課題になっているということです。

こうした中、市の教育委員会では、市内にある公立の小中学校13校について、子どもたちの夏休み期間中に部活動の指導や会議、それに研修などすべての業務を休む完全休業日を設けることを決めました。

期間は、土日を含む来年8月11日から19日までの9日間で、都の教育委員会によりますと、都内の自治体で9日間の完全休業日を設けるのは珍しいということです。

武蔵村山市教育委員会の佐藤敏数学校教育担当部長は、「教員にも夏休みをしっかりとってもらうことで、勤務環境の改善を図りたい」と話しています。