通常のレンズではフレームからはみ出すほど巨大だ。岡山県笠岡市の笠岡湾干拓地で稼働を始めた
「ロータリーパーラー」と呼ばれる搾乳設備の最新型。回転台の上に72頭の牛を載せ、自動で乳を搾る。
整備した酪農業の希望園(同市カブト東町)によると、国内最大規模という。

 ロータリーパーラーは直径約16メートルで北欧製。1頭ごとに仕切られたスペースに牛を誘導し、消毒した後、
搾乳機を取り付ける。10分ほどかけて、ゆっくり1周。コンピューター制御により、
一定の乳量に達すると搾乳機が外れる仕組み。一仕事終えた牛は自ら、餌が待つ牛舎へと帰っていく。

 岡山県の乳用牛の飼育頭数は中四国地方でトップを誇る。同園は新型のロータリーパーラー導入に合わせ、
新たに大型牛舎も整備。550頭から1300頭に増やし、西日本有数の規模の農場となった。
山本真五社長(43)は「スタッフの労力を軽減しつつ、乳量を大幅に増やしたい」と話す。

12/28(木) 23:23配信 山陽新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171228-00010003-sanyo-l33

画像 笠岡湾干拓地で稼働を始めた国内最大規模のロータリーパーラー(魚眼レンズで撮影)
https://amd.c.yimg.jp/amd/20171228-00010003-sanyo-000-1-view.jpg