【ウラジオストク共同】ロシア極東の沿海地方政府は、2018年に同地方で働くことを希望した9千人以上の北朝鮮出稼ぎ労働者について、ロシア労働社会保障省が労働許可を出さない決定をしたと明らかにした。ロシア通信が29日報じた。

 ロシアメディアによると、同国に約3万5千人いる北朝鮮労働者のうち、ウラジオストクなど沿海地方では約1万人が働いている。人口減が続く同地方の経済を下支えしており、18年の労働許可を申請した9千人は建設や農業、サービス業などに従事する予定だった。

 出稼ぎ労働は、北朝鮮の貴重な外貨獲得手段で、核・ミサイル開発の資金源との批判も出ている。

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共同通信
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